『暁のヨナ』草凪みずほ 白泉社
(※この記事はプロモーションを含みます)
私のきっかけ
アニメです。引っ越ししたらネット契約のために某ケーブルテレビを契約することになって、ちょっとトラブルもあってテンション下がっていたのですが、このアニメがちょうどやっていて、元気になった思い出。
姫であるヨナは、従兄弟のスウォンが好きで、いずれ結婚したいとも思っているのだけれど、普段はとても優しい父王に、スウォンだけはだめと言われていました。そしてヨナの誕生日の夜、スウォンが父王を殺した現場を目撃し、護衛で幼馴染のハクに助けられ、逃亡をするという物語。
序盤はお姫様らしいお姫様だし、大好きな人が王家簒奪のために父を殺す現場を目撃したショックで生きる気力もなくしているしで、あんまりヨナに好感を持てないのだけれど、物語の中でどんどん素敵なキャラになっていって、今ではダントツで好きなキャラ。
好きなエピソード
ヨナが命の危機に瀕している中、スウォンとハクが壁越しにお互いに気がついたけれども、気付かないふりをして、会話をしたシーン。
この3人は幼馴染で、ヨナとスウォンが結婚したら二人に仕えたいと思っているくらい、スウォンに対して信頼と友情を感じていたからこそ、スウォンの裏切りを、ヨナ以上に許せない。スウォンも許されたいなんて思っていない。そんな関係。だからこそ、壁越しでお互いの存在を認識したシーン、ぐっときたのです。
漫画(原作)
40巻を超えていて、そろそろクライマックスなのかしら?という状態。
四龍と呼ばれる龍の生まれ変わりと言われる4人は、赤髪のヨナを主君として仰いでいますが、彼らの過去エピソードは誰もが重い。
恋愛要素はけっこうありまして、ヨナを想うハクが報われてほしいと序盤から思ってました。なので、とある巻でついに関係性に進展があった時、けっこう何度も読み返しました。しかもその進展の仕方も、想像しないかたちだったのが良いのです。ハクはあくまでも守る側、見守る側で、自分の気持は殺すことを選びます。なので、進展があるということは、そういうことなのです。動くのはハクではないほうなのです。このあたりはぜひ読んで確認してください。
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アニメ
私が見た時は、連日放送されていたので、2シーズンを続けて見ることができました。
1シーズン目はOPに歌はないけれど、曲が作品にマッチしていたし、映像の作り方がけっこう好きだったな。2シーズン目は、ヨナのかっこいい弓のシーンがあるのです。アニメが先なので先の展開がわからないため、この弓のシーンが本編に出てくるのかわからなかったけれど、すごく楽しみにしていました。そして、実際に出てきたのでうれしかったです。ヨナが守られるお姫様じゃなく、命を背負う覚悟を見せた、象徴的なところでした。